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★検索のヒント

・導電性液体と非導電性液体について

 導電性液体とは電気を通す液体で,いわゆる水,水溶性の液体などがこれに当たる。ここでは導電率5μS/cmをしきい値として,それ以上を導電性液体,それ以下を非導電性液体とした。

参考)液体の導電率


*ここでの導電率の数値は目安。実際の液体の導電率は導電率計などで確認する必要がある。

・粘度について

 粘度はSI単位ではパスカル秒(Pas),CGS単位系ではポアズが使用される。

 

参考)粘度換算表


参考)液体の粘度


・通信機能について

 ディジタル双方向通信とはいわゆるフィールドバス通信のことで,「FOUNDATIONフィールドバス」「PROFIBUS」などを指す。ハイブリッド通信とはHARTHART Communication Foundation)などで,ディジタルデータを420mAのアナログ通信信号に重畳して通信するもの。

 

・測定方式について

(1)容積流量計

 流量を容積(マス),またはそれに準じたものに充満させて送り出し,その動作を連続して行い動作を計数することにより流量を測定する。オーバル歯車,ルーツ回転体を使うものなどがある。

 


(2)面積流量計

 絞り機構部に生じる差圧が,流量が変化しても常に一定になるよう自然に絞りの断面積が変わるもので,フロート式流量計などがある。


(3)タービン流量計

 流管の中に羽根車を置き,羽根車の回転速度が流体の流速に比例することから,流量を測定する。回転数を積算すれば,流体の通過体積となるので,積算計に適する。


(4)差圧流量計

 流体が通過する管路内に絞り機構を設け,絞りの前後に生じた差圧を測定して流量を求める。原理的には流速法であり,流速分布により精度が影響されるので,上下流の直管部についての条件が定められている(必要直管長)。流量は差圧の平方根に比例するため開平演算が必要となる。また,差圧の取り出しに流体の性状に適した導圧配管の取付が必要。絞り機構は,オリフィス,ベンチュリー,ノズルなどの種類がある。


(5)電磁流量計


 直角に磁界をかけた管路に導電性流体を流し,生じた起電力が流速に比例するというファラデーの法則を利用したもの。温度,圧力,密度,導電率などに影響されずに測定できるが,流量は平均流速に断面積を乗じて算出されるので,被測定流体が導電性流体であること,均質であること,満水などの条件があるが,非満水の導電性流体を計測できるタイプのものもある。磁界を発生させる励磁方式により商用周波数(交流)励磁と短形波(方形波)がある。

 

 

(6)渦流量計

 流れの中に物体(三角柱,円柱など)をおくと,物体の後測部でカルマン渦と呼ばれる非対象2列の渦列が発生する。この渦は流速に比例した周波数で発生するので,この渦を数えることで流量を測定する。渦の検出には,渦発生体の形状および検出方式により各種の方法がある。


 

(7)超音波流量計

 配管の外側に一対の検出器(超音波送受信器)を上流側と下流側に設け,流れの影響による伝播時間の差から流量(流速)を計測するもの。管路と検出器が一体となった測定管形とクランプオン形があり,クランプオン形は配管工事が不要。また,流速分布の乱れの影響を軽減するため,複数対の検出器を使用することもある。


(8)コリオリ式質量流量計

 振動(回転)している検出管(チューブ)に流体を流し,全体を共振状態にすると,検出管は質量流量に比例したねじれ(コリオリ力)を受ける。このねじれ角を検出し,流量を計測する。検出管は単管あるいは複数管のものが用いられ,形状もU字,I字をはじめデルタ形,ループ形などがある。


(9)熱式質量流量計

 質量流量によって奪われる熱量を検出するもので,熱線(熱管)の抵抗値を測定する定電流方式と,電圧を測定する定温度方式がある。


10)開水路流量計

開水路に使用される流量計の総称。計測方式としては,堰式,フリューム式,流速水位演算式,平均流速公式法,潜水電磁式,潜り式,流速-面積法などがある。その多くは流量を水位の関数として求めるため,水位(水頭)の測定が重要となる。