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1.水の流れを測る

1-1 Utilityの流れを測る

(番外編)

JIS改訂(2007年8月20日制定)で何が変わったか


流量計測に必要な直管長について
   流量計の上流側と下流側には、流量の偏りや乱れの影響を無くすために直管部を必要とする。
   絞り式流量計や渦式流量計では、この直管部は必須条件でありJIS規格で規定されている。
   前回、この規格について紹介したが規格の改定によって新しい値が示されているので改めて 紹介する。

   絞り式流量計については、オリフィス/ベンチュリ/ノズルと3種類の絞りについて、それぞれの規格に分れ絞り流量計に共通な規格と合わせて4部仕立ての規格となっている。
   ■JIS Z 8762−1:2007 円形管路の絞り機構による流量測定方法
           第1部 一般原理及び要求事項
   ■ JIS Z 8762−2:2007 円形管路の絞り機構による流量測定方法
           第2部 オリフィス板(フランジタップ,D・D/2タップ,コーナータップ,縮流タップ)
   ■ JIS Z 8762−3:2007 円形管路の絞り機構による流量測定方法
           第3部 ノズル及びノズル形ベンチュリ管(ISA1932ノズル,長円ノズル,ノズル形ベン               チュリ管)
   ■ JIS Z 8762−4:2007 円形管路の絞り機構による流量測定方法
           第4部 円すい形ベンチュリ管
   また、渦流量計については前回規格化されていないが、JISにメーカーの推奨値として参考データが紹介されていたが、2002年の改定で正式に規格化されており、改めてその部分について紹介する。
  規格の詳細なデータや図面については、JIS Z 9762-2:2007を参照されたい。

 絞り式(オリフィス)流量計について
   JIS Z 8762-2:2007 には表3としてオリフィス前後の継手とオリフィス間の直管長さを規定している。 (流量計選定ナビガイダンス参照)表3 整流装置を取り付けない場合のオリフィス板と継手との間に必要な直管の最小長さ)改定前の1995年版に対して絞り直径比βの区分は粗くなったが、継手類の区分が細かく示さ れており数値も改定されている部分が多い。






渦流量計について
  JIS Z 8766:2002 では標準1型と標準2型を規格化しており、渦発生体の台座と測定管とのすき間がある構造(標準1型)とすき間がない構造(標準2型)の違いがある。
   標準2型は常に整流器と組み合わせて使用することになっている。
   また、この規格に従って製作し使用する渦流量計については実流量校正をしなくても規格の精度が保証されることになっている。