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執筆担当者:小柴 洋児
【この講座(連載)の特徴】
計装工業会で検定委員を長年務め,何が理解されていないのかの知見にたって,応用が利くように問題を展開する。

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計器【温度計2】

 

問2.下表は,温度計検出端の保護管としてしばしば使われる金属材料の,腐食性流体に 対する耐食性能の一部を記したものです。 @〜Gがどんな金属か,語群の中から選んで答えなさい。

○:ほとんど腐食なし △:若干の腐食あり.使用上注意要 ×:腐食あり.使用に不適当

 

[語群] ア:普通鋼   イ:SUS304   ウ:SUS316   エ:チタン    オ:ハステロイC

   カ:モネル    キ:銅        ク:鉛

[解答] @:イ(SUS304)   A:ウ(SUS316)   B:オ(ハステロイC) C:エ(チタン)    D:カ(モネル)

E:キ(銅) F:ク(鉛) G:ア(普通鋼)

[解説] 保護管の設計に際しては,耐食性の他,次の事項にも留意すること。 ・最高使用圧力(耐圧) ・カルマン渦の影響.共振周波数 ・動的強度.根本部分に最大応力が発生するので,これに耐える形状であること。

  [解説]

     ○ 温度計は,接触型と非接触型に大別できる。

        @〜Kは接触型で,流体の温度測定に適しており,使用される機会も圧倒的に多い。

        L〜Nは非接触型である。放射されるエネルギーは絶対温度の4乗に比例するので,高温の

       測定に適している。また,動いている物体の温度測定も可能である。

     ○ @〜Cの膨張式温度計は,指示機構に外部エネルギーが必要ないので,現場指示計として多

       用される。電気信号への変換は,得手ではない。

D〜Kの抵抗温度計,熱電温度計は電気信号を発信するタイプなので,制御システムのセンサーとして最適であり,測定精度も高いので,極めて多く使用される。

 

     それぞれの使用温度範囲を熟知しておくことは,温度計選定の第一歩である。