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計装一般(精度と誤差)

計装士受験のための

問題の解き方考え方

 

計装一般【計量法,計量単位,単位換算

 

計装一般〔計量法,計量単位,単位換算〕

計装技術者の業務に極めて関連の深い計量法が平成45月に全面改正され,平成511月から施行され,計量には少数の例外を除きSI単位を使用することとなった。最も長い猶予期間がとられていた力の重力単位kgfや熱量calも平成11930日に猶予期間が終了し,これに伴い労働安全衛生法でも,圧力の単位がkgfcm2からPaに改められた。計装技術者は,計量法に記載されている計量単位や,10nを表す接頭語を,熟知しておかなければならない。(赤字をクリックして,リンクされている表を参照のこと。)

 

SI単位になったからといって,単位換算が不要になるわけではない。いかに簡単な例題を示す。

5-1 ある工場の年間の電力使用量は,2,650kWhであった。

   これをTJに換算せよ。

5-2 1,500rpmの電動機が,減速比 110 の減速機を介して,回転体を駆動している。

   この回転体の角速度ωradsを求めよ。

 

解答

5-1  1W1Jsであるから,1J1Ws

     1kWh1×103×W3600s3.6×106J    よって,

     2,650kWh2.65×107 kWh2.65×107×3.6×106 J9.54×1013 J

             95.4 TJ

 5-2    回転体の回転数は 1,500×110150rpm

 

 

 

 


解説  「量」=「数」×「単位」 

  5-1  まず,換算前の単位kWhを換算後の単位Jに換算する。

    ここでは,接頭語のキロk103に戻すとともに,hsに換算している。

    その上で,換算前の量(2,650kWh)の単位に代入して計算し,最後に10nTに直している。

    回りくどいようであるが,この手順はミスを防ぐのに有効である。

 5-2  手順は,1と同様。1回転はradなのを忘れずに。