計装一般(比率制御)

計装士受験のための

問題の解き方考え方

 

計装一般【比率制御

 

問3

図は,流量比率制御調節のシステムの一部を表したものです。計装シンボルを見て,検出器に使用されている計器の種類と演算システムの種類を語群の中から選びなさい。

 

語 群

FT-104       @ オリフィス                    A ノズル       B 渦         C タービン

FFY-104 D 流量積算  E 流量比率演算器 F 流量伝送変換器  G 流量スイッチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


解説

1次流量(F104)が発生量に応じて,または必要量に応じて変動しやすく,従属する2次流量(FT105)がF104に比例して変動する必要がある場合に,図のようなシステムが採用されます。

 プラントで発生する排ガスを回収する際に分解に必要な酸素を補給しつつ回収するような場合には,変動し易い排ガスに最小の酸素量を加えて回収するのに比率制御が有効でしょう。

1次流量(F104)が一定に保持することができる場合にこのようなシステムを採用しても比率制御の効果は少なく採用はお勧めいたしません。 

1次流量(F104),2次流量(FT105)とも,正常時(最もありそうな状態)の時に,比率演算がほぼ1.0となるように1次,2次流量を選定するのが比率制御の精度を維持するのに適切なことと考えられます。また,平方特性のオリフィスを選ぶより,渦流量を採用する方がレンジアビリティ(Rangeability:機能する範囲)も広く適切な選択でしょう。また,渦流量計の選定範囲も全く自由という訳には行きませんから,面倒な設計作業ということになり,ちょっとした便宜のために比率制御を採用するのは賢明なことではなさそうです。 

記号FFYが見慣れない記号で出題の可能性が想像されますので,記号の紹介方々流量比率制御の要点を述べてみました。

正解

1.FT104B 渦

2.FFY-104E流量比率演算器