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71)非干渉化の結果,見かけ上のプロセス特性が複雑化する。2)クロスコントローラのモデル誤差,プロセス特性の変化により,2つのコントローラの相乗効果のため系が乱調を起こす恐れがある。3)クロスコントローラとフィードバックコントローラのパラメータ調整に干渉が存在する。 そこで今回採用した制御ループを図1に示す。 本方式では塔頂温度(塔頂製品)に主眼を置き厳密に制御を行い,塔底温度は多少の余裕を持った制御を行うことにより上記問題の解決を図った。 このため塔頂温度はPIDコントローラによる連続制御を,塔底温度は一定時間毎にサンプリングされ設定値との偏差と変化率により判断され,リボイラ燃料を一定量修正するサンプリング型フィードバックコントローラを付加した。 非干渉化のためのクロスコントローラはループ構成の簡単化とチューニングの容易さを考慮し,ゲイン+Lead/Lagの型図2を採用した。 3. 結果の評価 この結果従来制御方式に比べ温度制御は約1/2以下の変動に改善され,結果として塔頂,塔底温度を仕様ギリギリの運転条件に安定させられるようになり,塔頂製品の歩留りが大幅に向上した。またオペレーション負荷も軽減された。 本方式は特に化学プロセスのように複雑で把握しにくい制御対象における,ある程度簡略化された実用的モデルに基づき,オペレーションやモデル誤差等を考慮した実際的な応用例であり,近年のマイクロプロセッサ応用ディジタルコントローラの普及により,各種制御アルゴリズムが比較的容易に実現できる段階では応用範囲が広い制御方式である。図2 Cross Controller Block Diagramss