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14 1. はじめに 甜菜(砂糖大根)より砂糖を製造するビート工場の効果的な運転にシックジュース法が多く採用されている。すなわち,ビートの収穫期のピーク運転時には,ビートを前処理し,さらに濃縮してシックジュースとして一時的に貯え,ピーク終了後製品化する方法である。この運転において濃縮工程は重要な位置を占めている。 今回この濃縮工程に分散型DDCを導入し大きな効果を上げたのでその適用例を紹介したい。 2. DDC の導入目的 図1に今回導入した濃縮工程の制御フローの概略を示す。 プロセスの特性や運転上の制約は(1)流入リカーの濃度変動が大きい。(2)濃度の応答にむだ時間がある。(3)加熱蒸気の使用量に限度や変動がある。(4)制御性を向上させ濃度の安定したシックジュースを得たい。などである。 濃縮液の濃度制御は,一般的には加熱蒸気流量または流入リカー流量のいずれか片方だけが指定される。 また流入リカーの濃度変動などの外乱に対しても良好な制御結果を得るためには,外乱量を検出して予測制御を行うフィードフォワード制御が必要となってくる。 さらに加熱蒸気の使用量に制限があるため,加熱蒸気の使用量が制限量に達した時は逆に流入リカー流量を制御し,所望する濃度を保つ制御対象の切換え機能も必要である。 アナログ計器を使用してこれらの諸条件を満たすことは多くの困難がありマイクロコンピュータによるDDCが最適である。安定化,省力化/フィードフォワード/マイコン,2 ~ 8濃縮缶におけるフィードフォワード制御松永 道明*/大関 敏之***ホクレン 中斜里製糖工場/**日立製作所 那珂工場図1 濃縮工程の制御フロー