ブックタイトルadvanced_tachiyomi

ページ
10/20

このページは advanced_tachiyomi の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

advanced_tachiyomi

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

advanced_tachiyomi

13図4 製品温度制御状況図3 サンプルPI 演算の偏差より下記式を用いて算出し,その目標値となるよう冷却水流量を制御する。 目標値Zは,現在出力している目標値Zn-1と今回算出した目標値Znとの平均値を今回の目標値とする。  Z =(Zn - 1 + Zn)/2  Zn =-α KP(ΔXn -ΔXn - 1)+ΔXn ×ΔT                  TI×60ここで ΔXn-1 :前回の製品温度の偏差ΔXn  :今回の製品温度の偏差KP  :比例ゲインTI   :積分時間Z  :冷却水流量目標値Zn-1 :前回の冷却水流量の目標値Zn   :今回の算出した冷却水流量の目標値ΔT  :制御周期α  :係数 この目標値の演算は,製品温度のむだ時間を補償するため,図3に示すようにサンプル制御周期TINのうちサンプル時間Tsだけ演算し,(TIN-TS)時間は演算を中止する。このサンプル制御周期時間TIN,サンプル時間TSはディジタルで任意に設定でき,システムスタート時に最適値となるよう調整・設定する。 3. 結果の評価 この製品温度制御システムは,反応塔1基増設の際,制御関係を1 式ディジタルコントローラ(TOSDIC7 ループ)にて実施したうちの一部分であるが,反応塔スタート時を含め製品温度制御は良くなり省力化にも寄与している。 反応塔スタート時の温度制御状況を図4に示す。 この結果,他の反応塔(アナログ調節計を使用)についても,この温度制御システムのみ1セット装備し,スタート時塔を選択(リレーにて信号の切替を行う)することによりスタート時の温度制御を実施しており,順調に稼動している。 4. おわりに 筆者の勤める工場においてもディジタルコントローラの採用はますます拡大されていくであろうが,採用にあたっては,対象となるプラントの系の解析等,運転部門およびプロセスエンジニア部門との協力が一層必要となるであろう。また,メンテナンスの面からしても,従来のアナログ計器と違って,ハードはもちろんソフトの面にも精通しておかなくては十分といえず,今後われわれユーザ側においても一層の努力が必要である。 今回,反応塔プロセスにおけるディジタルコントローラの使用状況を述べたが,読者諸氏にとって何か参考になればと念じつつ筆を置くことにする。