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計装Cube68 計装現場力を確保するために
         テーマ@:現場力向上のためのテクニカルエレメント
化学プラントの現場力とシミュレータ

三井化学 半 田  安
2014年11月
キーワード「教育/運転支援/計測・監視」

    

 ここ数年,日本の化学プラントでは事故が増加している。日本の化学産業の歴 史を見ると,事故が多発したのは1970 年代であ る。日本の高度成長期だ。装置の大型化や人材の 不足が原因で,人が技術に追いつかなかったから である。仕事のやり方も,まだまだ職人技(わざ) に頼る時代だった。
 しかし,事故をなくそうと国や民間企業が知恵 を出し事故撲滅に向かって取り組んだのが,今か ら40 年前の1970 年代だったのである。当時取り 組んだのが,「人」のミスを減らすこと。つまり, ヒューマンエラーをいかになくすかという取り組 みだ。もう一つは,「機械(設備)」の信頼性を上 げることである。機械の故障などによる事故を減 らそうと取り組んだのである。つまり,「人」と 「機械(設備)」に着目しいろいろな手を打って いったのである。
 その後,化学プラントでの事故件数は約20 年 間減り続けていった。1990 年頃には事故件数も 減り,一見このまま減り続けるかのような様相を 見せた。ところが,2000 年頃より化学プラント の事故件数は徐々に増加を続け現在に至ってい る。
 この背景には,プラントの自動化が進み,運転 が安定化したこともある。現場の運転員がトラブ ルを自ら経験できる機会が少なくなってきている からだとも言われている。

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