<

計装Cube65 ライフサイクルからみたPLC計装の適応視点
バイオマス発電設備へのPLC 計装 システム導入のメリットと今後の課題

住友重機械工業 小荒井 雅之/佐 野 雄 介
2013年10月
キーワード「制御/ 監視/ 更新」

    

 2012 年7 月に施行された再生可能エネルギー 特別措置法(固定価格買取制度:FIT)により,未 利用の間伐材などを原料とし発電する木質バイオ マス発電所を建設する動きが全国に広まってい る。このような背景の中,当社では従来型の循環 流動層式ボイラを小型で短納期に対応するように 改良した新型バイオマス発電設備を開発し,2012 年7 月に1 号機の運転を開始した。
 この新型発電設備の開発にあたり,従来発電設 備といった重要プラントで主に制御システムとし て採用されているDCS ではなく,設備規模に見 合うコストの実現を目指してPLC 計装の導入を 検討することとした。現在,PLC 計装システム 自体はすでに目新しさはなく,さまざまな設備に 導入されているのは周知のことであるが,これま でプラント設備については付帯設備や実験設備と いったように,仮に制御不調やPLC 故障により 設備停止に至ったとしても,社会的,経営的,安 全上の観点から問題のない設備に適用されるケー スが多かった。しかしながら,10 年ほど前から 一部発電プラントへの導入事例も見られてきてお り,加えてPLC 計装の信頼性,安定性が正当に 評価されつつあることから,当社も5,6 年前か ら導入の検討,開発を進め,新型発電設備に PLC 計装システムの採用を決定した。
 1 号機の営業運転から1 年以上経過し,PLC 計 装システムを導入した効果を評価する時期に差し 掛かっている。当社は,エンジニアリングメーカ としてボイラ発電設備の設計・施工,試運転,ア フターサービスを一貫して行うことから,自社評 価に加えてエンドユーザの評価を得られやすい環 境を有している。
 本稿では,このような当社の視点から評価した PLC 計装システムのメリットと今後の改善課題 について述べる。

関連文献

このコンテンツの全文を閲覧するには会員登録が必要です。
未ログインの方は画面右上部の「全文を読む」というテキストをクリック後表示されるログイン画面にIDとパスワードを入力してください。既にログインされてる方は画面右上部の「全文を読む」というテキストをクリックすると全文表示画面に移動します。
会員登録がまだの方はこちらから会員登録をしていただけます