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計装Cube62 ワイヤレス計装本格導入への現場的視点〜その要件とは何か
事業所内広域モニタリングへのワイヤレス計装システムの導入とその効果


三菱化学 野 口 祥 明/田 中 弘 章
三菱化学エンジニアリング 長谷川 克己
2013年7月
キーワード「通信/伝送/監視」

    

   近年,三菱化学筑波事業所(敷地面積;約39万m2)では環境リスクに対する管理の強化に注力しており,事業所から排出される排水や漏洩ガスに関する環境リスクの低減に取り組んでいた。また,事業所で使用するUTTとして,蒸気に代表される用役のロス削減の活動にも取り組もうとしていた。これらの活動を行うにあたって,事業所内の排水pHや漏洩ガス濃度,あるいは蒸気の温度,圧力,流量等の測定を行うために,さまざまな計器を事業所内広域へ設置して,既存の監視システムへ取り込み,モニタリングする計画を立てた。
  ここで問題となったのが,計器の電源および信号の配線工事であった。事業所内各所に20数点の計器を配置するために必要なケーブル配線距離は,ざっと見積もっただけで全長6kmにも及んだ。また,配線敷設にはルート確保などのインフラ整備も必須であり,膨大な施工コストを必要とすることがわかっていた。
  そこで我々が注目したのがワイヤレス計装システムである。ワイヤレスの最大のメリットは,やはりケーブル配線の施工コストを大幅に削減できることである。メリットはこれだけではなく,配線が不要なため,新たな計器の追加も容易に行えるという大きなメリットがある。
  筑波事業所ではこれらのメリットが環境や用役の監視に合致するという期待もあり,ワイヤレス計装システムの導入を検討し,2012年9月より本格稼動している。

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