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計装Cube62 ワイヤレス計装本格導入への現場的視点〜その要件とは何か
F-ROM(FOUNDATION for Remote Operations Management)の概要


日本フィールドバス協会 津 金 宏 行
2013年7月
キーワード「通信・伝送/標準化/規制」

    

   資源枯渇に伴う立地の僻地化,グローバル化にともなう対象領域の広域化,環境保全に適応するためのさまざまな規制に対応した監視の強化など,最近のプロセス産業の操業環境変化は制御・監視システムへのニーズに対しても大きな変化をもたらしている。特に,操業場所がより苛酷となる一方,意思決定スピードへの要求が飛躍的に高まり,その影響範囲が広域化,グローバル化した現在,制御・監視システムに対してもさまざまな範囲での制御・監視を遠隔で統一的に対応する(Remote Operations Management)ためのシステムが求められている。
  現状ではこれらのシステムの構築には,DCS,PLC,SCADA,ワイヤレス通信といった既存技術を効果的に組み合わせることによる個別対応のプログラミングを中心としたカスタマイズで対応している。
  一方,ワイヤレス技術の普及は,従来設置不可能であった場所に多くの計測制御機器を設置可能になるなど大きな進展と普及を見せているが,複数の規格やベンダ固有の方式の出現により,既存方式との融合や統合に課題がある。また,ワイヤレス,ワイヤード(有線)にかかわらず,せっかくフィールドの末端までディジタル化され双方向の通信が可能とはなっているが,プロトコルの違いにより診断や調整設定を個別に対応しなければならず,Remote Operations Managementを実現するためのシステム構築を難しくし,設備投資を増大させている。

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