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計装Cube60 運用期を迎えたフィールドバス@HART
ワイヤレスHARTの活用視点と評価,運用メリット


三菱化学 石 川  努/坂 田 敦 志
2012年3月
キーワード「フィールド/監視/通信」

    

 ここ数年,プロセスオートメーションの分野においても,HARTやFOUNDATIONフィールドバスといったディジタル通信技術が大きな盛り上がりを見せている。ユーザは,“診断”という単語に代表されるようなメリット(ディジタル通信とフィールドデバイスの高機能化によって享受できるメリット)に期待し積極的に採用を進め,ベンダは各種デバイスの充実,ホスト側のディジタル通信対応やアセットマネージメントなど,ユーザがディジタル通信技術を活用しやすくするための製品を次々とリリースすることでそれを後押ししている。
  さらに近年では通信の手段としてワイヤレスも加わり,ディジタル通信全般に対するユーザの期待は大きく拡がっている。目的や期待するメリットはさまざまだとしても,フィールドデバイスとの通信手段としてディジタル通信を採用するのは最早当たり前,という状況になってきた。
  有線とはまた違った視点からの活用も期待されるワイヤレスであるが,プロセスオートメーション向けのワイヤレス標準規格としてワイヤレスHARTが発行されたのが2007年9月,実際に採用可能な製品がリリースされたのは2008年頃であった。当社三菱化学鹿島事業所(以下,鹿島事業所)でも早くからワイヤレス通信に着目し,製品のリリースと同時期にワイヤレスデバイスを導入した。以後,順次適用範囲を拡大し,鹿島事業所内で50台のデバイスが稼働中である。
  本稿では,稼働後2年強が経過したワイヤレスHARTの評価と,今後の活用視点,運用メリットについてまとめる。

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