計装Cube30
手仕込プロセスへのMES設計 ポイントと課題

三菱化学エンジニアリング 一松正仁
2008年2月
キーワード「生産情報管理/統合化/情報化」

1.はじめに

 医薬製剤製造で以前より導入の進んだ,手作業(計量・仕込み)におけるコードラベルを使用した誤作業防止のシステムが,近年では食品分野をはじめ,ファインケミカル・トイレタリ分野での自動化困難な製造工程向けに導入されることが多くなっている。
  このような手作業ありきを前提とした,多品種生産プロセスでは,生産現場の少人化や省力化さらには工場内のシームレスな情報化実現に向けてのMESへの期待は大きい。
  しかしながら,MES運用の実態は,導入時の設計仕様の理想を求めたがゆえに,システム運用ルールが複雑化し,省人化どころかデータの整合性を保つための端末操作や転記入力が増え,逆に現場作業者の業務を圧迫しているケースもある。また,その仕様は導入および保守コストのアップにも直結するため,MES導入自体のメリットが疑わしくなることさえ発生し得る。
  本稿では,工場の情報化実現のために,作業者の操作入力が不可欠の「手仕込プロセス」を例にとり,MES運用が複雑化しないためのポイントと設計上の注意点を紹介する。


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