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技術伝承への保守・点検作業支援技術の開発
−「熟練オペレータの映像記録と行動の解析でスキル蓄積と活用」

東洋エンジニアリング梶@ 鈴木 剛
2007/2

キーワード「教育/保全/作業支援」

1.はじめに

 石油精製プラント等の製造業におけるプラントの安定的運転や安全確保は,フィールドオペレータの日常的な保守・点検作業によって維持されている。特に熟練のフィールドオペレータは,プラントの過去の履歴,運転状況,現場環境等を総合的に判断し,マニュアルには表れない経験と勘によって,機器・装置の異常兆候を発見し,事故の未然防止に大きく貢献している。しかし,石油業界では,オイルショック前に大量に雇用した熟練のフィールドオペレータが定年の時期を迎え,熟練技術者の退職がピークとなる2007年度以降,保守・点検技能の伝承に対する教育が新たな対策として必要となっている。
 経済産業省からの委託事業である本研究開発では,石油精製プラントのフィールドオペレータの日常的保守・点検作業を映像と行動というコンピュータで扱える情報として自動的に蓄積する技術を開発し,蓄積した情報から日常とは異なる特徴的場面をノウハウ候補として抽出し,教育コンテンツを提供できる技術の開発を平成16年度から3ヵ年計画で進めている。
 本件に関しては,本誌平成17年6月号で本質安全防爆構造の基準に合格した身体装着型のカメラで映像等の作業情報を無線にてリアルタイムに送信できる防爆作業支援デバイスの開発について紹介させていただいた。
 本文ではその続編として保守・点検作業管理システム,保守・点検作業情報データベースおよび保守・点検作業教育ツールの開発について述べさせていただく。

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