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e-ラーニングによるエンジニア育成への取り組みとその考え方
2007/2
キーワード「教育/計測/制御/情報化」
1.背景
三井化学岩国大竹工場では1980年代後半からDCSの導入が始まったが,DCSの活用技術がないためDCSの導入効果が上げられない時期が続いた。1992年にDCS活用技術の教育組織,「DCS活用技術研究会」を設立,3年間の活動で30名のDCSキーマンを育成した。さらに1996年,そのDCSキーマンを核として「システム技術高度教育フォーラムSHEF」を立ち上げた。
SHEFとはSystem technology Hi - level Education Forumの略で,プラントオペレータの「システム技術教育」をネットワークや集合教育,OJTなどを効率的に使って行う社内教育である。1996年に現場のプラントオペレータを中心に,DCSやプラントIT機器の活用技術を強化する教育の目的で発足し今年で11年目になる。
この教育の目標は「IT技術を活用し,工場の競争力強化に貢献できる人材育成」である。教育の位置付けは,製造部教育体系(図1)の中のIT関連に特化した教育で,教科は,DCS,パソコン,上位システムの3教科で構成されている。上位システムとはDCSの上位機種という意味で,当工場では「PI*1)」(プラントインフォメーションシステム)や「TriFellows*2)」(プラントデータ収集システム)などのデータ収集システム関連やネットワークなどの内容で構成されている。
SHEFの教育体系は上級クラス,マスタクラスの2クラス3教科から構成され,教育期間は10ヵ月のカリキュラムで,通信教育,実践でのOJT教育,実機を使った集合教育等を行う(表1)。
年1回の上級クラス認定試験において,3教科全て合格すれば上級クラスの完了となり,マスタクラスに進むことができる。もちろん,上級クラスだけでSHEFを卒業する人もいる。マスタクラスでは各教科のマスタ認定を取得して上級クラスの講師となる。上級クラスを教えることで,さらに深い知識と指導力を身につける。また,上級クラスを教えることで,自分の持っている技術ノウハウの伝承,継承も行う。マスタクラスを完了することでSHEFは卒業するが,そのおり優秀者には工場長よりProfessorの称号と名誉が与えられる。Professorとなる人材は職場のリーダになりうる人材と位置付けている。
現在までの実績は,
上級認定者=280人
マスタ資格者=60名
マスタ完了者=40名(その中から11名のProfessor が育っている)
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