計装Cube19 関連文献
汎用PLC,HMI,モーション制御機器の高性能化による制御装置の脱専用機

PLCopen Japan 川 島 重 雄(富士電機機器制御)
2006/3

キーワード「ディスクリート/PLC計装/トレンド」

1.はじめに

  PLCはコンピュータ技術の産業応用としてその進歩とともに発展してきた。この発展の過程は5年から10年の遅れでコンピュータ技術がPLCに応用され実現される歴史を繰り返してきた。現在,PLCのプロセッサの処理性能は,代表指標である命令処理時間でみるとここ10年で1桁短縮(基本命令処理時間20ns以下)し,さらに浮動小数点演算の機能も備えるまでになっている。
 プロセッサの高性能化は,従来のようにプログラマの腕に頼らなくとも,標準化・構造化されたプログラムで実用を満たす十分な性能を持つ制御装置製作を可能にした。プログラマの腕に頼るプログラムは「性能を絞り出すために,多くはPLCハードウェア依存で作成者本人以外は解読できず,再利用やメンテナンスが困難なものになる」のに反して,プログラムの標準化・構造化は「わかりやすく,高品質で,かつソフト開発効率を高める」効果がある。
 プロセッサの高性能化はソフトウェアの変化のみでなく,その利用分野でも大きな変化を起こしている。本稿では,最近注目されている「専用モーション制御装置から汎用PLCによるモーション制御への動き」と「専用計測制御装置から汎用PLCを使った計装制御への動き」すなわち制御装置の脱専用機化の流れを紹介するとともに,「PLCシステムのソフトリッチ化にともなうエンジニアリングコスト増大とその対策」について述べる。

このコンテンツの全文を閲覧するには会員登録が必要です。
未ログインの方は画面右上部の「全文を読む」というテキストをクリック後表示されるログイン画面にIDとパスワードを入力してください。既にログインされてる方は画面右上部の「全文を読む」というテキストをクリックすると全文表示画面に移動します。
会員登録がまだの方はこちらから会員登録をしていただけます