計装Cube18
MESによる業務改善ソリューションの考え方と今後のニーズ

日揮 川 野 昌 弘
2006年1月

キーワード「生産情報管理/連続・バッチ・離散/トレンド」

1.はじめに

 製造業が,工場内の情報化に本格的に着手し始めて十数年が経過した。その間,コンピュータのハードウェア,ソフトウェアの両面での開発が進み,MES(Manufacturing Execution System)の技術基盤が形成されてきた。パーソナル・コンピュータ(PC)の普及,特にその中でもMPUの高速化,ハードディスクの高容量化・高速化,表示機器の液晶採用による薄型化は目覚しく,そのためPCは今や工場内の至る所に配備されるに至っている。
 一方,ソフトウェアに関しては,GUI(Graphical User Interface)採用によるヒューマン・マシン・インタフェースの操作性向上,リレーショナルデータベース(RDB)の高性能化などが挙げられ,またサーバとデータベースが低価格で利用できるようになったことも,MESの普及に弾みを付けている。
 周辺技術では,IT(Internet Technology)の普及,二次元バーコードやRFID(Radio Frequency IDentification System)の利用拡大,自動搬送装置や自動倉庫の需要拡大などがある。さらに,これらのさまざまな工場関連機器が,情報ネットワークで接続され,MES構築上の基盤を形成している。図1にMES周りの関連技術を示す。
 本稿では,MESによる業務改善ソリューションとして,形態の異なる製造プロセスに対するMESの使われ方を概説するとともに,今後の市場ニーズについて紹介する。

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