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PIMSと連携した運転ノウハウのデータベース化と効率運転への活用

横河電機 小林 靖典
2002年1月

キーワード「運転支援/技術伝承」

1.はじめに

昭和30年代後半のプラント操業開始時に入社し,運転を熟知したオペレータが次々に定年の時期を迎えている。彼らが持つ運転ノウハウは,現在の安定安全操業に至るまでのトライアンドエラーの集大成であり,今となってはなかなか体験できないものもあるため,企業にとって大変貴重な財産である。

このため多くの工場では,限られた時間の中で,可能な限り彼らの運転ノウハウを収集・蓄積する作業が行われている。しかし,せっかく収集・蓄積した運転ノウハウも,活用されなければ宝の持ち腐れとなり,協力したオペレータや担当者も浮かばれない。プログラムとして制御システムに組み込んでしまう方法もあるが,ブラックボックス化するため継承の面で疑問が残るし,チューニングや改造の度に担当者が苦労した結果,使われなくなることも多い。

そこで弊社では,熟練オペレータの運転ノウハウを,誰にでも馴染みのあるフローチャート形式でデータベース化し,運転時は熟練オペレータに代わってこれを実行する運転支援ソフトウエア「Exapilot (エグザ・パイロット)」運転効率向上支援パッケージWindows版を提案している。2000年3月の発売開始以来,既に100ライセンス以上の納入実績があり,運転ノウハウの継承はもちろん,ノウハウに依存する運転の標準化・自動化により,種々の生産効率改善を実現している。また,製造部門でクローズして運用できるため,社内エンジニアリング工数の削減も実現している。

本稿では,Exapilotによるノウハウ継承手順とその有効性を,「Exaquantum (エグザ・カンタム)」プラント情報管理システムとの連携を含めて紹介する。

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